| 「カワイイ」とは何か?カワイイとカワイクナイの線引きはどこにあるのか?デザインと結びつく時、どのような感覚が生まれるのか?などを問い、検証しようとするシンポジウムが、西新宿/リビングデザインセンターOZONEにて開催されました(2007.12.11)。 企画・監修者である真壁智治氏は、月刊『新建築』12月号に寄せたESSAYで「学生の建築を巡るコトバに異変が生じてきている」と指摘し、その代表的なものが「カワイイ」であると指摘しています。氏が先ず「カワイイ」について定義した後、建築・デザインなどの分野で活躍するパネリスト諸氏が、個人的に「カワイイ」と感じられるもの、そうでないものについて、プレゼンテーションを行ないました。また生活に密着した商品を展開する企業からは、企業側が「カワイイ」とした商品に対して、祖父江慎氏デザインによるピンク色のチラシの表裏を使って、聴衆がジャッジする場面も設けられました。 第1部 「カワイイ」 サーベイ 1.「カワイイガイドライン」 真壁智治(プロジェクトプランナー) 2.「かわいい建築」 五十嵐太郎(建築史・建築評論家) 3.「モダンを超えるもの」 柏木博(デザイン評論家) 第2部 「カワイイ」 プレゼンテーション 【パネラー】(以下発表順) 祖父江慎(エディトリアルデザイン)、大西麻貴(建築・大学院生)、佐藤卓(プロダクトデザイン)、トラフ(建築・インテリア)、ヒシヌマヨシキ(ファッション)、チームカワイイ(生活雑貨・共立女子大学)、池上雄太(ウェブコミュニケーション) [参加企業] コクヨ(株)、(株)タニタハウジングウェア、東京ガス(株)、シャチハタ(株) 企画・監修、司会:真壁智治(プロジェクトプランナー) 「カワイイ」とされたものを列記すると、カエル、ル・コルビュジェ設計のサボワ邸、ハワイのフラドール、ちょっと歪んだ印象を与える完成前あるいは不完全なモノ、など実に様々。これらに共通するものを解き明かそうと、共立女子大学学生による研究成果も発表されました。 「カワイイが本能的(オルタナティブ)な批判を含んでいることを見落としてはならない」(『新建築』12月号より)とする真壁氏は、「カワイイ」は現代生活における再生のデザインとなりうるのでは?とシンポジウムの冒頭で語りましたが、今後どのような展開をみせるのか注目されます。 ▼OZONEスタッフによるBlog「OZONE DIARY - カワイイ?カワイクナイ?」 http://www.ozone.co.jp/blog/archives/2007/12/post_40.html |