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「メム メドウズ」設立趣旨

住宅・建材産業の振興を目的に設立・運営している公益財団法人トステム建材産業振興財団(以下、トステム財団)が、その設立理念に基づき、北海道大樹町に設立する環境技術研究機構の名称。
同機構の中心となるのが、寒冷地実験住宅《Même(メーム)》である。

寒冷地実験住宅《Même(メーム)》設計趣旨

アイヌの伝統建物をモチーフとした新しい住宅であり、寒冷地実験住宅として、総合的・長期的に省エネルギーへの貢献を目指す実験住宅でもある。
床は前述の伝統建物でも使われている蓄熱床暖房をシステムとして採用。壁は、木造軸組みの建物全体を半透明の膜材で包み込むことで、閉鎖的な居住環境となりやすい寒冷地において、自然光による明るい室内環境を実現している。また、この二重膜の壁内に、暖かい空気を還流させることで、建物の断熱効果を向上させる効果もある。
建物の床、壁、屋根、窓などには(東京大学生産技術研究所野城研究室の指導のもと)各種センサーが設置され、各部における熱負荷などの温熱環境、地震発生時のデータを自動計測、データを収集・蓄積できる。今後の各種集宅の製品開発に役立てることができるよう、床材、断熱材、窓の取り替えは簡易に行なえるようになっている。
《Même》は財団の研修施設としても利用し、実際の住み心地を実際に現地で体験しながら、人間にとって快適な住まいとは何か、より一層の研究を進めていく予定である。



建築概要
設計監理 隈研吾建築都市設計事務所
代表:隈研吾、担当:斉川拓未
仕  様 木造、地上1階建て、延べ面積79.50平米
構  造 森部康司(昭和女子大学 生活科学部 環境デザイン学科)
設  備 馬郡文平(東京大学生産技術研究所野城研究室特任研究員
[産学官連携研究員]、株式会社Factor M代表取締役)
技術支援 東京大学生産技術研究所野城研究室
施  工 株式会社高橋工務店
施  主 公益財団法人トステム建材産業振興財団
所 在 地 北海道広尾郡大樹町字芽武161-2
用  途 上記(トステム財団による環境技術研究機構「メム メドウズ」の中心施設。実験住宅を兼ねた社内研修施設)
オープン 2011年10月28日