廊下から見える展示は?
| 西沢氏 |
部屋と部屋を分けることで、その間に隙間空間が生まれて、そこも屋外の展示室として、積極的に活用していくということで。
実は官庁街通り全体に向いとか斜め向いとかに空き地があり、そこにも美術作品が置かれていたり、イベント広場にしてく予定ですので、この美術館の中にも屋外空間があって、そこに作品が置かれることで、通りに連続していきます。
とくに、ガラスの廊下というのは非常に透明感の溢れるもので、建物の中を巡回している人々の活動が、通りからもよく見えるような形です。
今はとくに桜が非常に美しくて、通りの魅力というのが大きく出ている時です。 |
| 西沢氏 |
そうですね。
感じとしては街中に区切りが無く、敷地境界線の中に建物が納まっていて、外が都市というのではなく、境界線の隔たりを飛び越えて、都市と建築もしくは作品までが連続していくという状態を期待しているわけです。 |
外壁はなぜライトグレーになったのですか?
| 西沢氏 |
街の色も明るい色が多い所など、桜の印象もあって、こういうライトグレーという色になって、多くの人は白だと言うのですけれど、白だとちょっと厳しい。あとは作品が主役という所があるので、作品が強い色を持つのはいいと思うのですけれど、建物のほうがあまり強烈な色を持たないほうが、キャンバスのような状態としてはシンプルでいいのかなと思いました。 |
市民の方々の反応は?
| 西沢氏 |
結構多かったですね、市が主導しているプロジェクトなので、市民の関心も高いでしょうし、もしくは興味を持っていただいて、なるべく人々に受け入れられる建物になってくれるといいなと思います。 |
フラワー・ホースの前で記念撮影する方々が大勢いたようですが?
| 西沢氏 |
そうですね。あそこは記念撮影にはいい所だなあと僕も思いました。チェ・ジョンファ(韓国)氏の作品ですね。
馬というのは十和田市の名物といいますか、象徴的な動物でもあり、馬の作品というのはある意味感覚的に合っているのかなと思います。 |
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桜の季節の外観
アーチスト15名が連続された個々の部屋に自分の作品を展開。野外を含めて21名のアーチスト作品が開放的な空間に点在し、街と繋がる場をつくっています。

大小15個のアートの住家。

各展示室の大きい開口部と、それをつなぐ透明な廊下が回廊をつくっています。

チェ・ジョンファ「フラワー・ホース」
高さ5.5mの馬と花のモニュメント。
十和田市は馬を象徴としています。 |